Protectyouエピローグ

ー放課後校門付近ー

上履きから靴に履き替えた愛佳と梨加の二人は外に出て並んで歩き出した。

んー、はぁ今日はいろいろありすぎて疲れたぁ

両手を上げ伸びをする愛佳。

そうだねまだ一日しか経ってないんだもんねでもよかった愛佳の疑いが晴れて

ありがとね。梨加のおかげだよ

ううん、私はいつも愛佳に守ってもらってばっかりだし、今回も茜ちゃんの後ろにくっついてただけだよ

ねぇ、久にあそこ行こっか

話の途中に突然愛佳が提案してきた。

どこ?

いいから!行こっ

愛佳は梨加の手を取るとある場所へ向かった。

ーーー

ー市営公園ー

奥にはアスレチックなどの遊具があり、子供達の遊ぶ声が聞こえ、手前の開けている広場は一面にシロツメクサが敷き詰められたかのように隙間なく生えていて何も障害物がなく見渡しがいい。

おまけにそれらには夕日が当たり、オレンジとグリーンのコントラストがなんとも神秘的に見えた。

久しぶりにきたね

なーんにも変わってないなぁ、ここは

愛佳は草の上に寝転がる。

ーーー

ーー数分後。

か。なか?

だんだんと意識がはっきりしてくると誰かに名前を呼ばれているのに気づく。

ん?あれ?寝てた?あたし

ガバッと上体を起こす愛佳。

愛佳?

ん?!!////

愛佳を見つめたまま梨加は顔を近づけていく。

か、顔が近い

何?何?

う、嘘でしょ?

これあげる

え?

愛佳の頭にふわっと乗せられたシロツメクサの花冠。

え?あ、ありがと

昔のは不格好だったもんね、ふふふ

はは、そうだね。でもね?

愛佳は花冠を梨加の頭の上に移動させる。

???

これは梨加が似合うと思うよ

えへへ///そう?

うん。似合う///ねぇ、写メ撮ろっか

う、うん///

愛佳はスマホを取り出し、内側カメラモードに切り替え、自分達を画面におさめる。

いくよ?

パシャ

はい、撮れた。これ梨加にも送るね

うん

写真の中の二人は幼少期とは違い、心の底からの幸せそうな笑顔だったーーー。

Protectyou

家族、友人、恋人

あなたにとって大事な人、一人は必ずいるだろう

直接手を差し伸べる事だけが守ることじゃないとあたしは思う。

何も聞かずに何も言わずに、ただ隣にいるだけでもいい

心の拠り所、癒される時間そのものがあなたを守ってくれることもある

あたしは梨加といるだけで強くいられた

梨加がいたからここまでこれた

だからこれからもずっと

あなたとの時間を大事に生きよう

それがあたしにとって

同時にあなたを守ることになるから

END

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